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1年に1度の上架作業!港に船を上げました!
2022/03/05
こんにちは!かいです!
最近太陽が出て暖かい日が続いて過ごしやすいです!
今回、船を港に上げて作業をしました。
年に一度の上架作業です。
場所によってクレーンを使って上げることもあります。
ラブニール号はリフトのように機械の上に乗せ上げました。
船が傾かないように木をはめ込み固定していきます。
木をはめ込む作業は船が浮いている間に水中で行いました。
僕は船の上から見ていたので陸上にあげた後にみてはめ込んでいた事を知りました。
陸上では船の傾きを確認して細かく調節していました。
上げる作業は慎重に行わないと大きな事故に繋がってしまいます。
なのでゆっくりゆっくり時間をかけて無事に上げる事ができました。
この日から1週間かけて1年間安全に快適な走行が出来る様に大事な作業をして行きます!
船全体を水で流したあとは掃除を行います。
海水に浸かっているので、普段の船底掃除では取れない汚れを取っていきます。
船上でも使うワックスでキレイにしていきました!
船底は海水に浸かっているので、腐食しやすい。
錆防止やフジツボなど生き物が付きにくくするため船底塗料を塗ります。
付いても取りやすいように、黒い船底塗料を塗っているのですが、船底掃除や走行中にだんだんと剥がれてしまいます。
フジツボが付くのがなぜ良くないか?
それはフジツボが成長し凹凸ができる事で水の抵抗が増え、
速度低下に繋がるからです。
白く見えているところが剥がれてしまっている部分です。
この白くなった部分には藻やフジツボがしっかり付いていて、力を込めないと取れなかったです。
そのため塗料を塗る事の大事さが分かりました。
船底塗料には昔は亜鉛が含まれていて、
生き物が嫌がり付かないそうです。
しかし鉛が環境に良くない事と人にも害が出ると言う問題から使われなくなったそうです。
今回、塗料は3度重ね塗りを行いました。
一度だけだとムラができたりすぐに剥がれてしまいます。
この作業を前から後ろにかけて塗りました。
凹凸が出来ても進む方向であれば水の抵抗が少ないためです。
ひたすら塗った後は手が真っ黒でした。
洗った後もなかなか落ちずダルメシアンみたいになってました。
最後は仕上げで固形ワックスを塗りました。
これは塗装面の保護のためのコーティングです。
これによって藻やフジツボが付い跡も落としやすくなるそうです。
1週間の船底作業をしてみて大変さと、
1年に1度のこの作業の大切さがよく分かりました。
今後、船底掃除をする際にこの作業をした事を
思い出してより一層力が入らと思いました!
今回も読んで頂きありがとうございました!
それではまた!
RESERVE
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