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海教室第93回!ひらひらヒラムシについて!
2019/11/19
皆さんこんにちは、今週はゆっこが海教室していきますねー!
今回はウミウシによく似た生き物!ヒラムシ!
水中でウミウシには似てるけどなんだかひらひらしててちょっとウミウシっぽくないなーなんて生き物見たことありますか?
なかなかこちらもマニアックな世界になりますが、ウミウシとの違いを説明していこうと思います!
ヒラムシは漢字で書くと「平虫」「扁虫」と書かれ、その名の通り平たく薄っぺらい生き物です。
分類的には扁形動物渦虫鋼ヒラムシ目動物の総称を指します。
ウミウシとは全く異なる分類でどちらかというとイカに近い生き物です👀これは驚き!
普段は海底の岩の上などをはい回って生活していて、お腹の面をうねらせて移動します。
👆中にはお腹のうねりを利用して水中を泳ぐ種もいますよ!
かわいい見た目をしていますが食べているものは肉食性のものが多く、薄い体を利用し、貝の隙間に入り込んで中の身を食べるというのが主のようです
口はお腹側の真ん中に開いていてその中に餌を取り込みます。
背面には様々な模様をもつものも多く、中にはウミウシに類似している種類もいます!
またヒラムシは体の一部を折り曲げてツノのように見せたりすることもあります。
これはヒラムシがウミウシに擬態しているのではないかとされています。
ウミウシとヒラムシは似ていますが全く別の生き物!見分け方はこのようになります↓
ウミウシ
ヒラムシ
■断面
ウミウシ:外套膜(がいとうまく)と脚が別れ厚みがある。
ヒラムシ:体は薄く、正中線(せいちゅうせん)が盛り上がる。
■二次鰓(ニジエラ)
ウミウシ:二次鰓(体の後ろにあるフワフワ)がある。
ヒラムシ:二次鰓はない。
■周縁部(からだのまわり)
ウミウシ:波打たない。
ヒラムシ:波打つ。
水中で出会ったときにこの辺を注意しながら区別してみましょう
ちなみに…ヒラムシは体の中にフグと同じ毒を持っており、それを体の外の粘膜に混ぜて放出している可能性があるため、手に色がついてしまったり、荒れてしまう可能性があります。
ヒラムシを水中で見つけても触ったりはしないようにしてくださいね☆
海にはいろいろな生物がいてわくわくしますね~
今回はこれまで〜!それでは皆さんまた次回(@^^)/~~~
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