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海教室第123回!「ダイビング中のトラブルシリーズ第1弾!」
2020/06/23
皆さんこんにちは!
今回の海教室はユッコがお送りしていきます!
水中で初めてのトラブルに遭遇した時、
対処法や原因がわかれば落ち着いて対処することが出来ます。
そうするとダイビングへの恐怖感や不安感が少なくなるのではないでしょうか!
ということで、今回からダイビング中に誰にでも起こりえる
トラブルと原因、対処法についてシリーズ化して書いていこうと思います。
第1弾は水中でのめまい、「ヴァーティゴ」についてです。
潜っているときにまっすぐ進んでいたはずなのに目の前がぐにゃっと曲がるような感覚、
平衡感覚や方向感覚を失い、吐き気やストレスの原因になります。
耳抜きが苦手な人に出やすいトラブルですが他の人にも十分起こりうる可能性があるトラブルです!
私も耳抜きが苦手だったので経験しました( ノД`)
初めてこの症状が出た時は 鼓膜破れた?!と驚いたのを覚えています…。
主な原因は2つ!
1つ目は視界の影響を受けたヴァーティゴ
2つ目は耳の内部が影響を受けたヴァーティゴ
1つ目の視界の影響を受けたヴァーティゴは中層で起こりやすく
視界不良で起こる場合と視界が良すぎて起こる場合の2パターンがあります。
☆視界不良の場合
私達の行っている慶良間ではあまり視界の悪いところはありませんが
台風のあとに水中の視界が悪いときやビーチでのダイビングで視界が悪いことがあります。
そのような場所で中層にいると自分が上を向いているのか、どこに向かっているのかがわからなくなりヴァーティゴが発生しやすくなります。
☆視界が良すぎる場合
こちらは慶良間でもこれからの季節十分にありえるかも。
下がドロップオフになってて底が見えないくらい深く青く、周りも開けていて指標になるものが何にもないときに起こりやすいです。
どちらも対処法としては
◎泡の上がる方向を見て上下を確認すること、
◎自分自身に掴まって落ち着くこと、
があげられます。
2つ目の、耳の内部に影響を受けたときのヴァーティゴについて。
こちらも主に2パターンになります。
パターン1、耳抜きの出来が左右で違うとき!
右は抜けるけど左が抜けない…そんなときにそのまま潜ると途中でめまいが起こります。
パターン2、耳に急に冷たい水が入ってきたときです。
真上を見上げたとき、逆立ちをしたとき、片方の耳を上に向けたときなどに水が入りやすいです。耳の空気がポコッと排出された代わりにスーッと海水が入ってきます。海水が入ると内耳が刺激されて回転性めまいが発生することもあります。
海水が体温で暖められることでこのヴァーティゴは収まります。
対処法としては
◎焦らずしっかりゆっくり呼吸をすること
◎吐き気がした場合は水中で吐いても大丈夫
◎壁や石など動かないものか自分自身に掴まってめまいが収まるのを待つこと
ヴァーティゴを予防するには…
○ロープに掴まりながら潜降、浮上を行うこと
○上手く耳抜きが出来なかったら一度少し浮上して耳抜きが出来てから潜ること
ダイビングで無理をすることは禁物なので
おかしいと感じたらバディに伝えてダイビングを終了するか、落ち着くまでその場で動くのをやめて休むようにしてくださいね。
対処法、予防法を覚えて水中へのトラブルへの耐性をつけておきましょう!
今回はこれまで!次回もお楽しみに(@^^)/~~~
RESERVE
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