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海教室第175回目!ダイバーになろう!オープンウォーター講習シリーズNo.2「マスククリア」
2021/06/21
皆さんこんにちは!前回から始まったオープンウォーター講習シリーズ!
今週はゆっこがお送りしていきますね♪
前回フミがオープンウォーターの講習について説明を書いてくれていました。
その中で実際に海に入って活動を行う「限定水域実習」と「海洋実習」
ここで行うスキルについて詳しく書いていこうと思います!
初めてダイビングをする人は講習で何をするんだろう?と思いながら講習にくるかもしれませんね。
ここで書いたことでイメージがわいてくれればいいなと思いながら書いていきますね☆
今回はダイビング中に1番使うのではないか?!というくらい基本的ですが大事なスキル
「マスククリア」について書いていきます
まず、マスクって何?というところから。
このご時世、マスクと言えば皆さんは口を覆うマスクを思い浮かべると思いますが
ダイビングでいうマスクは水中眼鏡の事になります。
水泳の時に使うゴーグルと同じように水中をクリアにみるために大事な道具です。
水中ゴーグルと違うのは鼻までおおわれている所!
では、なぜダイビングの時にはゴーグルでなく、マスクをつけるのでしょうか?
ダイビングでは水中に潜っていきます。そうすると水圧というものが体にかかります。
その水圧の影響で10m潜ると水中に持って行った空気の量は陸上の2分の1まで圧縮されます。
ゴーグルをつけて潜ってしまうとゴーグルの中にある空気が圧縮されたときに
一緒に私たちの眼や皮膚が引っ張られてしまいます。
さらに深く潜っていこうとするとさらに空気は圧縮されさらに皮膚は引っ張られ…と大惨事になります(-_-;)
そこで鼻まで覆った一つの空間にすることで
圧縮されるもともとの空気量を増やす+鼻から空気を足す
この二つによって水圧の影響を抑え、皮膚が引っ張られるのを防ぐことができる
ということになるのです!
マスクが重要とわかったところでマスクの付け方☆
注意する点は3つだけ
1顔の周りの髪の毛がマスクのゴムに挟まっていないか
2マスク周りのゴムが折れ曲がっていないか
3マスクのストラップ(後ろのバンド)は耳に引っかかっていないか
マスクをつけた時にこの3点を確認することでマスクに水が入るのを防いだり、
マスクが途中で落ちてきてしまうといった水中トラブルを減らすことができます!
続いてやっとマスククリアの方法です(笑)
講習のスキル練習では自分でマスクの上部を持ちあげ水をマスク内に入れてもらいます。
マスク内に水が入ったらこの水を抜くことをマスククリアと言います。
マスクの上部のプラスチックの部分を抑え鼻から息を吐きます。
空気は水よりも軽いのでマスク上部に空気がたまっていきます。
マスク内に吐いた息がいっぱいになると自然とマスクの下部から水が抜けていきます。
水がきれいにマスクの中から抜ければスキル達成です♪
ここでスキルをうまく行うためのポイント☆
◎鼻から吐く息は長くゆっくりと!短く強い息は×!
短く強い息を吐くと一瞬しか息が持ちません、吐いた空気の分しか水は出て行ってくれないので
一瞬しか空気を出せないとそれだけ水を抜くのに時間がかかってしまうわけです。
鼻から息は吸えませんので口で大きく息を吸って3秒ほど鼻から息を吐き続けると綺麗に抜けますよ♪
◎息を吐くときは上を見上げる姿勢がGOOD!
マスククリアをするときに下を向いてしまうとうまく水を抜くことができません!!
下を向いてしまうとマスク内で一番下にある部分がマスクの鼻ポケットになってしまうからです。
鼻ポケットには水の逃げ道がありませんので水が最後まで残ってしまいます。
上を見上げて自分の頬とマスクのゴムの間に水がたまるように意識する。
そうするとマスク内の水が抜け出やすくなります(^^)
◎口から息が出てしまう人は鼻歌を意識して
ダイビングは基本的に口呼吸になります。
その癖がしっかりついている人ほどマスククリアの時だけ鼻呼吸に切り替えるのが難しかったりします😨
そんな時は鼻歌を歌ってみてください♪
鼻歌は口からではなく鼻からの息で歌うことになるので自然と鼻呼吸になります。
息が長くなるようにできればゆっくりした曲がいいですね( ´∀` )
◎目はつぶりながらでOK!
目に水が入ると痛い、目の前がいきなり見えなくなるのが怖い、コンタクトが心配…という方たちは
スキルを行う時は目をつぶってても全然OK!目を開けるときはゆっくり開けてくださいね!
それではこのマスククリアは何のために行うのでしょうか?
それはもちろんマスクの水を出すため!
先ほど述べたようにマスクに髪の毛が挟まっていたり、ゴムが折れ曲がっていたりすると水が入ってきます。
また、しっかり確認して入ったとしても水中でずれてしまったりして水が入ってくることがあります。
そのままにしていても少しの水なら気になりませんが沢山水が入ると何も見えなくなってしまいます。
そこでマスククリアを使って水を出すというわけです。
ちなみに、水中でマスクが曇ってしまって前が良く見えなくなってしまったときは
わざと水を入れてマスククリアをして曇りを取るという技もあります🌟
これは自分で水を入れることになるので少し緊張するかもしれませんがなれると便利ですよ。
水中で顔に水がかかるということは初めてのダイビングを経験するときには怖いことだと思います。
しかし、マスクに水が入ることは実際にダイビングをしてみると日常茶飯事です。
皆さんにしっかり慣れてもらうために、限定水域実習の中でも最初に教える項目の一つとなります!
また、これは限定水域実習の最初にするスキルになりますが限定水域実習を進めていくと
マスククリアの進化系、マスクを外したりするスキルが出てきます。
その時に自分がマスククリアは怖がらずに出来る!という自信を持てていると
講習もなんだか怖いなぁと思わずに終えることができます♪
講習で習ったことがダイビングで毎回使うかと言ったらそうではないかもしれませんが
オープンウォーター講習ではもしもの時に自分で対処できるようにたくさんのスキルを勉強して実際に行います。
知ってるのと知らないのではもしもの時に自分の身を守れるかどうかが全然変わってくるので
沢山覚えることがあって大変だと思いますが楽しいダイビングライフを送るために一緒に講習を頑張りましょう(^^♪
今回はスキルの「マスククリア」についてマスクのことも交えて書いていきました!
講習を受けてみようかなと考えている人の役に少しでも立てればいいなと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに(@^^)/~~~
RESERVE
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