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海教室第183回目!ダイバーになろう!オープンウォーター講習シリーズNo.10「適正ウェイトの調節」について
2021/08/17
皆さんこんにちは!今週はゆっこがお送りします。
今回はダイビングにつけてくウェイト量のチェック方法について!
これは限定水域2で行うスキルになります。
ダイビングでは、ウェットスーツや自分がつける器材の浮力を補うために重りを付けます。
その重りの事をウェイトと呼んでいます。
それでは、適正ウェイトとはどういう状態をいうのでしょうか?
先ほども述べたように浮力を補うためにつけるものになります。
自分のプラス浮力を相殺するだけの重さを身に着けるようにして、それ以上の重さは必要ありません。
その適正ウェイトの見つけ方をスキルとして講習で行います。
まず、海に入る前にウェイトの量を見積もります。
これは次のライセンス、アドバンス講習のピークパフォーマンスボイヤンシーというダイブ項目を選択すれば
詳しく知ることができますが、
5mmのウェットスーツを着ている場合、体重のおよそ10%を目安にします。
と言われていますが、日本人の場合、そこから2%ほど引いた量を付けることが多いです。
例えば、体重60キロの人だと、
体重の10%→6キロ ですが、そこから
体重の2%→1.2キロ を減らします。
そうすると、ウェイトの量は4~5キロになると言うわけです!
ウェイトにはいくつかの付け方がありますが、一番多いのはベルトタイプのものです。
腰にウェイトベルトを装着します。
装着の仕方
まずは、ウェイトをベルトに通しましょう。
左手にバックルのある方、右手に何もついていない方が来るようにベルトを持ちます。
右手は離さずにバックルのついた方を後ろ手で取るか、
両手で持った状態で、縄跳びをするようにベルトを乗り越えて
腰のあたりにベルトを持ってきます。
バックルにベルトを通し、しっかり自分にくっつくように装着します。
この時にベルトが緩いと水中に入ってスーツが少し縮んだ時にベルトが落ちてきてしまう可能性があります!
チェックの仕方
ウェイトベルトの装着が出来たら、器材を全て背負います。
BCDに空気を入れ、レギュレーターから呼吸しながら水面へ。
BCDから空気を抜き、普通に呼吸して息を吸ったときに水面が目の高さに来ていればOK!
息を吐くとゆっくりと沈んでいきます。
もし、空気を抜いた時点で急激に沈んでいくようなら、すぐにBCDに空気を入れて浮力を確保してください。
あまりにもマイナス浮力(浮力が足りない)であると急激に沈んでしまい、
耳抜きなどが追い付かない可能性があり、危険です。
その後、ウェイトの量を減らして、もう一度適正ウェイトか確認をするようにしましょう。
トリムの確認
トリムもウェイトの確認をする際に大事なポイントになります。
トリムとは?
ウェイトを付ける位置や配分の事です。
実はダイビング中の泳ぎやすさや、この後出てくる中性浮力はこのトリムが大きく関係してきます。
ダイビング中の姿勢は身体が水平に泳ぐ自然な姿勢で、両足が水底と並行か少し上がったくらいの
ポジションが1番いいとされています。
ウェイトベルトを用いてダイビングをする場合、左右のバランスが出来るだけ同じになるように
ウェイトの位置を調整します。
そして、ダイビング中には背中に1番重い、シリンダーを担ぎます。
なので、身体の前面にウェイトが来るようにしておいた方が水中での前後のバランスがとりやすくなります。
下の写真のように後ろにウェイトが来る状態はオススメしません。
また、他のウェイトシステムを使うこともあります。
例えば、BCDにあるウェイトポケット
ウェイトを入れてジャケットのように着るウェイトベスト
ドライスーツを着るときなど、足が浮きやすいときに使うアンクルウェイトなどです。
これらの種類をうまく組み合わせ、自分の泳ぎやすい配分を見つけるとダイビングが楽に行えるようになります。
☆適正ウェイトに関して気を付ける事
◎適正ウェイトの把握はその日の装備も把握して!
ウェットスーツの厚さやシリンダーにも種類があります。
スーツの厚さは厚いほど浮力が大きくなります。
そのため、5mmのスーツで適正ウェイトをはかった後、
寒くてインナーを追加した場合はウェイトも追加する必要があるかもしれません。
シリンダーもアルミと、スチールがあります。
アルミのシリンダーの方がスチールのものより浮きやすい性質なので、
自分がどのシリンダーで、どのようなスーツを使って適正ウェイトの確認をしたのか覚えておきましょう!
◎ダイビング終了時はシリンダーが軽くなってます!
適正ウェイトのチェックはダイビング直前にシリンダーの中に空気が満タンに入っている状態ですることが多いです。
ですが、ダイビングをして戻ってくるということはシリンダーの中の空気は減ります。
勿論、その空気にも重さはあるので、消費してしまうとその分軽くなり、浮力も増します。
そのため、適正ウェイト+2キロでウェイトを準備することでシリンダー内の空気分の重さを補正することができると言われています。
特にアルミのシリンダーは注意が必要です!!
と言っても、2キロ増やして潜ると実際は結構大変です(;´Д`)
適正ウェイトで実際に潜ってみて終了間際にどうしても浮いてしまう場合には足すという風に
講習中に自分の浮き具合なども把握できると◎ですね!
適正ウェイトで水中に入る場合もダイビング終了間際に浮きやすくなっているということを覚えておきましょう(^^♪
◎ウェイトにも種類があります
ウエイトにもいろいろな種類があります。
一般的によく使われているのは1個1kgなどでウエイトベルトを通す穴のある鉛玉。
シーマックスには1kg、1.5kg、2kg、の玉があってそれらを組み合わせて合計で必要な重量を身に着けます。
ですが、海外に行くと、ポンド単位の場所があるようです!
ダイビングライセンスを取得して海外に行きたいという方は要注意!
1ポンド=453.6gなので、1kg=2ポンド強だそう。普段4kg使っている人は8ポンドまたは9ポンドのウエイトが必要となります。
間違えるとダイビングがかなり大変になるので、気を付けてください( `ー´)ノ
ウェイトをうまく使いこなして楽にダイビングが出来るように頑張りましょう!
今回はここまで!参考になれば嬉しいです✨
次回もお楽しみに(@^^)/~~~
RESERVE
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