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シーマックスの海教室

海教室第187回目!ダイバーになろう!オープンウォーター講習シリーズNo.14「ファイブポイント潜降と潜降のコツ」について 

2021/09/14

皆さんこんにちは!今週はゆっこが書いていきます!

 

今回は限定水域2で行う項目、「ファイブポイント潜降」について。

水中に入った時に上手に潜降するコツも書いていこうと思います!

 

ファイブポイント潜降はバディ同士で潜る際に5つの手順を踏んで潜降するスキルになります。

 

5つの手順

1.潜降合図:バディ同士で潜降の準備ができたことをハンドシグナルで確認し合います

2.位置確認:浮上した時に自分の位置を確認できるように、水面や陸上の目印を決める

3.顔を水面につけたままでスノーケルからレギュレーターに交換。

4.時間確認:潜降開始の時間を確認します

5.BCDの空気を抜き、息を吐いて、潜降する。沈み始めたらすぐに耳抜きをする

 

 

1から注意点も交えて話していこうと思います。

1、潜降合図

ダイビングで水中に入った後、久しぶりのダイビングでドキドキしていたり、水面移動で疲れたりしている場合があります。

この時、呼吸が早かったりするとうまく潜れない場合があるので、しっかりお互いに潜る態勢が整ったところで

潜降の合図を出していきます。

p4080090_moment

 

2、位置確認

やまだてという方法を使って位置確認を行います。

1つの目印を見つけたら、腕を90度に開き、2つ目の目印を見つけます。そうすることでその2つの目印が交わるところが潜降位置になります。

目印が一つだと位置がずれてしまう可能性があるのでバディと共通の2つの目印を確認する(覚えておく)ようにしましょう。

p4080090_moment2

この時に気を付けてほしいこと!!

目印にするものは動かないものにしてください。

例えば、街頭や、家、岩などです。二人の認識がそろっていれば、二つの岩の間、などでもOKです(^^)/

 

車や、船、人を目印にしてしまうとダイビング終了後、エントリー位置を確認しようとしたときには

目印の位置が変わってしまっていたり、無くなってしまうことがあるのでNGです。

DCIM100GOPROGOPR2623.JPG

この場合、船ではなく、その奥、島の一番高い所などを目印にします。

 

3、スノーケルからレギュレーターに交換

海には波があり顔を水につけたまま交換しなければならないことがありますので、

顔を水につけたままスノーケルとレギュレーターを交換するようにしましょう。

p4080090_moment3

 

4、時間確認

ダイビング時にはダイブコンピューターを1人1人が持っていく、ダイブプランを立てるなどする必要があります。

そこで時間の確認は忘れないようにしてください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ほとんどのダイブコンピュータではスリープモードになっていても自動的にONになります。

ダイブコンピュータの設定を確認しておくようにしてください。

 

 

5,潜降開始

BCDの空気を抜いて、大きく息を吐くと沈みやすいです。

BCDの空気はインフレーターホースを肩よりも上にあげて空気を抜きやすくします。

p9011422

頭を足より高い位置に保っている方が圧平衡がしやすく、方向も見失わず、バディコンタクトを維持しやすくなります。

ダイビングでの水圧の変化は浅いところが一番大きいです。

そのため、沈み始めたらすぐに圧平衡、耳抜きをするようにしてくださいね◎

 

 

以上の5つの点を水面で行って潜降します。

 

さて、潜降する際、どうしたら上手に潜降出来るのでしょうか。

ダイビングを始めたばかりの時はなかなかこれが難しかったのを覚えています( ;∀;)

 

潜降する際、目標物があると比較的安定して潜ることができます。

 

目標物は、船の場合だとアンカーラインであったり、

ビーチエントリーやラインがない場合は水底の傾斜を利用したりします。

捕まって潜っていくのではなく、潜降するときの指標として使い、

それに合わせて、浮力コントロールをして潜降速度をコントロールします。

水中での流れが強く離れてしまう可能性がある場合や、うまく浮力をコントロールできない場合は

ラインなどに捕まりながら潜降することもあります。

DCIM100GOPROGOPR2677.JPG

 

目標物がない場合は

バディと離れてしまわないようにコンタクトとりながら、ダイブコンピューターで深度を確認して

浮力コントロールを行うようにしてください。

 

 

☆上手く潜るコツ☆

☆BCDの空気はしっかり抜きましょう。

適正ウェイトで潜る場合、BCDの空気を全て抜かないと体は沈みません。

上手く潜降ができない人はBCDの空気を抜かずに頑張って潜降しようとしている人が多いイメージです。

 

☆空気を抜いたら大きく息を吐く

適正ウェイトの時の話を覚えていますか?

適正ウェイトの場合、普通に呼吸をすると、水面が目の高さ~頭のてっぺんを行き来します。

そのため、普通に呼吸していてもなかなか潜れません。

潜り始めるときは普段よりも多く、長く息を吐きましょう。

2mほど沈むことが出来ると、水面よりも浮力が小さくなるので身体がゆっくりと沈んでいくようになります。

 

☆最初は身体を動かさない

特に、足!!です。

潜る際、頭が上、足が下の状態で潜るのが最初は潜りやすいと書きました。

この状態で潜るときに足を動かしていたらどうなるでしょう?

常に上に向かって泳いでいる形になり、潜っていくことはできませんね。

なので、足は動かさないようにします。

また、手なども大きく動かしてしまうとその分、呼吸が浅くなってしまい、浮きやすくなります。

その点からもリラックスして出来るだけ、ばたばたせずに入っていくのが1番のコツです。

 

☆体勢を整えるときは横回転!

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水中に入った際、多くの場合背中に背負っているシリンダーが重く、後ろに重心が行ってしまいます。

そうなったときに、そのまま潜っていくと水面を見ながら潜っていくことになり、

浮力のコントロールがうまくできなくなってしまいます。

そこで水平の姿勢に体勢を立て直すのですが、多くの人は頑張って縦に回転して体勢を直そうとします。

そうするとまた、背中が重く、やり直し…の悪循環にはまってしまいます。

そういう時に、BCDをもって、左右どちらかに勢いを付けてくるっと回ります。

すると、一気にシリンダーが体の上に来るため、安定した姿勢になりやすくなります。

この姿勢を保つためには足の甲を水底に向けるように意識してみてください!

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☆潜降スピードが速くなってきたらBCDを利用

潜降していくとどんどん浮力がなくなっていきます。そのため、調節をしないとどんどん潜降速度が速くなっていきます。

潜降速度がコントロールできないとバディコンタクトを保てなかったり、耳抜きが追い付かないことがあります。

また、水底に勢いよく降りてしまい、環境にもよくありません。

水面からしっかりと沈むことが出来たら、BCDに少しずつ空気を足していきましょう。

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自分が落ち着いて耳抜き出来るスピードくらいで降りていけるのが理想のスピードです!

浮力を調整しながら降りて行って、水底につくときには中性浮力が取れた状態になれるように意識しましょう!

 

 

ダイビングを始めてうまく潜れないなと感じている人は

上記のどれかが出来ていない可能性があります!

オープンウォーターダイバーコース講習の際もこの点を注意して潜るだけで、潜降がとてもスムーズに行えるようになりますよ(^^♪

 

皆さんも自分のダイビングスタイルをこれを機会に見直してみてくださいね!

今回はここまで!今回も最後まで見ていただきありがとうございました

次回もお楽しみに(@^^)/~~~

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